佐々木嘉則賞は,2010 年 1 月に 53 才という若さで生涯を終えられた元お茶の水女子大学准教授佐々木嘉則先生の業績,ならびに,本会への貢献にちなんで創設された賞で,本ジャーナルに掲載された論文(寄稿などを除く)を授賞対象としています。本ジャーナル第 14 号(2012 年 12 月刊行)に掲載された論文から授賞が始まり,今回が第 8 回の授賞となります。
本賞は,佐々木先生の遺作『今さら訊けない・・・第二言語習得再入門』(2010,凡人社)の印税を一部とするご遺族からの寄付金を基に創設されました。佐々木賞選考委員会が選考した候補論文を幹事会が 承認した後,全国大会の場で発表,表彰することになっています。寄付金相当額の 20 分の 1 を副賞に当て,寄付金がなくなった時点で賞は終了となります。
生前,佐々木先生は,本「第二言語習得研究会」の幹事,広報委員等を務め,会の発展に多大なる貢献をなさいました。本研究会のますますの発展のためにご尽力下さった佐々木先生の御遺志がこのような形で途絶えることなく生かされていくことを願っています。
第二言語習得研究会会長 清水崇文
候補論文が規程の本数に達しなかったため審査せず
2021年12月の全国大会において、授賞式が執り行われました。
第8回(2021年) | 鄭 穎「中国語を母語とする日本語学習者のイントネーションによる発話意図の伝達-終助詞「よ」「ね」「よね」に焦点を当てて-」詳細はこちら |
(2020年) | 候補論文が規程の本数に達しなかったため審査せず |
第7回(2019年) | 横山紀子「聴解能力評価に関する研究概観-言語評価のディレンマを克服するために-」 詳細はこちら |
第6回(2018年) | 吉田篤矢・菅谷奈津恵「漢字学習における空書の効果 -非漢字圏日本語学習者を対象として- 」 詳細はこちら |
(2017年) | 候補論文が規程の本数に達しなかったため審査せず |
第5回(2016年) | 審査の結果,該当なし |
第4回(2015年) | 白 春花・向山 陽子「モノリンガルおよびバイリンガル日本語学習者の文処理 -競合モデルに基づく類型論的観点からの分析-」 詳細はこちら |
第3回(2014年) | 宇佐美恵子「接続詞『で』の指導に関する実験的研究-インプット洪水・インプット強化・明示的な文法説明の効果-」 詳細はこちら |
第2回(2013年) | 菅生早千江「文法項目を特定したリキャストの効果に関する研究概観-文法項目の特性とリキャストの与え方に着目して-」 詳細はこちら |
第1回(2012年) | 橋本ゆかり「日本語を第二言語とする英語・仏語幼児の否定形習得プロセス-スキーマ生成に基づく言語構造の発達-」 詳細はこちら |
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